■2011年3月東北太平洋沖地震のリアルタイム震度と 緊急地震速報の猶予時間

ホームサイスモメータ 堀内茂木

 地震発生で、甚大な被害を被った多くの方々にお見舞い申し上げます。
 金森先生の2006年の論文や講演、貞観津波に関する産業総合研究所の岡村博士の研究成果から、この地域で巨大地震が発生する可能性はあると感じてはおりました。しかし、巨大地震発生が迫っていたことを全く認識できなかったことを地震学者の一人として、大変残念に思っております。
 防災科学技術研究所のK-NETのデータを利用させて頂き、緊急地震速報が配信されてから、震度3、震度4、震度5の揺れが到着するまでのアニメーションを作成しました。画面の上の数字は、緊急地震速報の第一報が配信されてからの時間です。茨城県以南では、緊急地震速報が配信されてから110秒後以降に震度5になっております。震源域が宮城県沖に限られている場合には、茨城、千葉県での震度は3程度以下で、震度5程度にはなりません。また、大きな揺れが到着するのは、50秒前後です。この図は、リアルタイム震度を表示していれば、この地震の震源域が千葉県付近まで拡大していることを、リアルタイムで知ることができることを示しています。


 Real-time Shaking Intensity for the 2011 Tohoku-Pacific Ocean Earthquake and Warning times of Earthquake Early Warning

Shigeki Horiuchi (HomeSeismometer Corp.)

 We made an animation showing times when shaking intensity by the 2011 Tohoku-Pacific Ocean Earthquake becomes 3, 4 and 5 at K-NET stations. Times shown in the animation are measured from the issue of earthquake early warning (EEW) by JMA. It was more than 110 sec later when shaking intensity becomes 5 at stations located in Ibaragi and Chiba Prefectures.