リアルタイム地震速報システム開発
地震波とノイズとの識別ソフトウエアの開発
高精度地震波自動処理システムの開発
地震防災コンサルティング


■ リアルタイム地震速報システム開発
緊急地震速報は2007年10月から気象庁より配信されているサービスで、地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を推定し、可能な限り素早く知らせる情報です。弊社代表 堀内茂木は、現緊急地震速報システムの開発者の一人であり、緊急地震速報の開発が認められ気象庁長官賞や日経BP賞等を受賞しております。現在開発された緊急地震速報の課題は30km以内の直下型地震に対応できないこと、震度推定の誤差が大きいことですが、弊社では防災科学技術研究所、株式会社エイツーと共同で、1)緊急地震速報の受信端末に地震計を組み込んだ装置(ホームサイスモ)を開発し、2)それを普及させ、3)ホームサイスモのデータを即時解析し、4)結果を即時的にフィードバックさせるシステムを構築することにより、リアルタイム地震情報を利用した地震災害の軽減を目指しています。



地震波とノイズとの識別ソフトウエアの開発

地震が発生すると、初期微動といわれるP波が到着し、その後、P波に比べエネルギーが約10倍大きいS波が到着します。地震による被害はS波によって引き起こされることから、P波検知直後で、S波が到着する前にエレベータや、各種機器を止める等の制御システムが開発されています。しかし、このようなシステムは、各種人工的振動により誤動作する場合が少なくありません。弊社では、気象庁の緊急地震速報システムや、大学の地震波自動処理システムの開発で蓄積された各種ノウハウを保有していますが、そのノウハウを駆使し、地震波と人口的ノイズとを0.20.5秒間のP波データを利用して、正確に見分けるためのソフトウエアを開発しました。このソフトウエアは各種フィルターの計算を整数の演算のみを利用して行っていることから、安価なCPUを利用することも可能です。また、P波を観測し、S波の震度を推定するアルゴリズムも含まれています。
 ノイズの性質は設置環境や地震計の種類によっても変わりますが、当社では、設置環境にあったソフトウエアの開発も請け負います。




高精度地震波自動処理システムの開発
大規模な地震観測を行うと、膨大なデータが収録されます。多くの場合、震源やマグニチュードは、多くの研究の基礎となるデータであることから、P波やS波到着時刻を読み取り震源決定を行いますが、この作業には多くの労力が必要です。弊社では、大学や防災科学技術研究所の地震波自動処理システムの開発で蓄積された各種ノウハウやソフトウエアを利用して、膨大な観測データの、1)イベント検出、2)正確な震源位置やマグニチュード決定、のためのシステム開発を行います。



地震防災コンサルティング
弊社では、気象庁の緊急地震速報システムや、大学の地震波自動処理システムの開発で蓄積された各種ノウハウを保有していますが、そのノウハウを利用して、緊急地震速報やP波センサーを用いた地震防災システム構築に関するコンサルティング業務を行います。



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